入道雲に誘われて笑う君
いつも僕は追いかけて見上るんだ
ねぇ、気付いてる?
夏の日のその間に
いつもそう
ひどく鮮やかに笑顔で
笑っていた方が楽しいからって
暑さなんて吹き飛ばすみたく
太陽に胸を張るみたく
いつだって、そう
そのひかりで
ぜんぶ、ぜんぶ
僕が俯き加減にしていれば
空はこんなきれいなのにって
気丈に笑う
君はいつだってそうなんだ
僕はそんなとき
つよい憧れも抱くけれど
同時に少しだけさびしくなる
いつも笑っていてほしいわけじゃない
苦しいとき
そんな顔しないでほしい
なんで今隣にいるのか解らなくなるよ
僕はとなりに並ぶので精一杯だけど
だから、泣きたいときに泣いてほしい
入道雲がきれいな空
君が眩しそうに目を細めて見上げた
ふとした瞬間のその微笑み
その自然なひかりが僕は好きだよ
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