あなたは優しすぎるから
わたしはいつも、鳴くの
それは寂しすぎるから
顔が見れなくなるのよ
穏やかな溜息に
小さな期待
あなたが知っていることと
わたしが推し量るしかないこと
どちらもほんとうではなくて
答えがないなら
此所で確めるだけでいいいでしょう
届いた指先が握り締める熱に
隠し切れない
こんなにも脆いと
弱いと
思い知らされる
だから重ねて
それすら届かなくなるまで
何度でも
幾つでも
その先に見えるのが
どうしようもない終わりだけでも
(20080612)